阿南ICTママ1期生体験談#03

テレワークを始める前のこと。
「テレワーク」といえば、総務省や自治体も推進していたり、働き方改革で話題になっていたり。でもやっぱり企業に所属していないと何だか不安だなぁと思っていました。個人事業なので、労働時間や納品までの過程ではなく、結果が全て。どんな仕事をすればいいのか、どれだけ仕事を貰えるか、信頼できる依頼元かどうか見分けられるかも心配です。育児や介護などの家庭環境と就労を無理なく両立させるための働き方のはずが、逆に負荷が大きくならないかな…
とは言え、夫婦どちらも実家から遠く離れた徳島にやってきてまだ住み慣れていない上、幼い3人の子供を持つ私が働こうと思うとあまり選択肢はありません。保育園に入ることができたとしても、熱が出たときや小学校の長い夏休みはどうしよう。できないこともないでしょうが、知らない土地ということもあって再就職はとても不安でした。
テレワークの不安要素が解消されればとても魅力的な働き方なんだけどなぁと思っていました。
そんな時に市の広報で見つけたがのが、テレワークのワークショップ。不安が解決する良い方法があるかもしれない。なければ、働くのはもう少し子供が大きくなるまで待とう。そう考えて軽い気持ちで参加しました。
ワークショップ
ワークショップでは参加者が不安に思っていること、働くうえで譲れないこと等意見を出し合ったり、やってみたいこと、なりたい自分など思ったことを自由に話し合ったりすることで自分たちが求めているものがはっきりしてきました。また、養成講座に参加できるとテレワークで必要なスキルを身につけることができること、参加できなくてもテレワークをするにあたり困ったときにはあなんテレワーク推進センターで相談や手助けをしてくれることがわかりました。仕事から離れていた時間が長くなると再就職に苦労しないかと考えていましたがテレワークで働くことで今の時間も自分のステップアップに繋げられそう!子供との時間も大切にできそう!
私の不安は一気に吹き飛んで、これはもうやってみるしかない!という気持ちで満ち溢れていました。
養成講座では、聞いたことはあったものの関係ないと思っていたHTMLやライティング、少し経験していたテープ起こしなど幅広いジャンルを短時間で一気に学びました。ペースが速くて完全に理解できているのか不安でしたが、1期生のメンバーの存在が大きな支えになりました。帰宅後宿題をしたり感想を投稿したりすると、皆同じような時間に同じようなことを思っていたことにほっとしました。講師やコーディネーターさん達の優しさにパワーを貰い、悩む間もなくあっという間に講座は終わってしまいました。最終日はこれから始まる仕事に期待を寄せ、わくわくした気持ちで終えることができました。
でもここからが本当のスタート。いよいよ習ったことが試されるのか!とドキドキしながら初仕事を待ちました。
そして…初めての仕事は…
講座内容に全く関係のない仕事!! (笑)がっかりした半面少し肩の力が抜けて、私にもやっていけそうな気持ちになれました。
それからすぐにサイト移行の仕事も頂けることになりました。習ったはずのHTMLに一瞬戸惑うも、講座の資料を読み返し、コーディネーターさんのチェックと指導があり修正して乗り切ることができました。
養成講座の様子

テレワークを実際に始めてみて。
昨年、上司が会社に来ると社員はほとんど社内におらず、ある男性社員は子供と過ごしながら社外で仕事をしているというコーヒーのCMがありました。CMは時代を映す鏡。こういった働き方の存在も認められてきているんだなと思いました。
でも現実は難しい。何がって、働き方ではなく子供が、です。2歳児と一緒に仕事をしようものなら、泣くわ暴れるわ最終的には抱っこして食べて寝る…といった始末。仕事は何も進みません。こうなったら午前中は全力で子供と公園で遊び、昼寝をさせてその間に集中して仕事をしようということになりました。でも私が疲れ子供は期待した程寝ないんです。今は「お母さんちょっとお仕事するね」と説明して30分程仕事をしたら手を止めて子供と遊ぶことを繰り返したり、夜早めに寝かせるようにしたりしています。特にいい方法は見つかっていませんがこれもきっとあと少し。小学生の長男のように隣で宿題をする日も遠くないはずです。
最近、新卒で入社した頃のことを思い出します。会社や仕事の内容を細部まで理解して入社した訳でもなければ、完璧にこなせていた訳でもありません。失敗を繰り返し、先輩や上司に教えて貰い、同僚と悩み、励ましあいながら、時間をかけて乗り越えてきました。今も同じような状況です。テレワーカーは個人事業ですが、あなんテレワーク推進センターのサポートがあるので1人ではないということ、コワーキングスペースの利用や相談でセンターを訪れる人たちは皆きっと同僚です。
少しずつ経験を積み重ねて、焦らず地道に。仕事をしたり、勉強したり。子供と遊んだり、家事をしたり。そうこうしている間に親が年をとって介護をしたり…色々ありますが、テレワークで柔軟に生きていけるといいなぁと思います。