阿南ICTママ1期生体験談#07

私の場合、子育て(子供は二人いますが、小学校高学年と中学生なのでそれほど手がかからない)や介護で外に働きに出ていけないという訳ではありませんでした。結婚のため仕事を辞め、少ししてパートタイムで3年程務め、そして子供が産まれて専業主婦になりました。二人目の子供が小学校に入学し、しばらく経った頃そろそろ仕事をしたいなと思うようになりました。でも、仕事に役立ちそうな資格は何もないし、勤務日は子供の休みに合わせたいし勤務時間は子供が帰宅する3時には帰りたい。更に私には持病があり検査や診察等のため年に3回程数日の休みも取りたい。と、条件が沢山ありました。そんな仕事先はハローワークで求人を探してもなく、面接を受けても採用にはなりませんでした。そんな時、広報(平成28年7月号)で「女性のための働き方ワークショップ参加者募集」という記事を目にしました。その内容は“時間や場所にとらわれないテレワークを使った自分らしい働き方”とありました。私は「これは何だろう?もしかして私にもできるかも!」と思いワークショップに参加することに決めました。そこで初めてテレワークという言葉や働き方を知りました。また、徳島市では既にテレワーカーさんが活躍していて約1年後、阿南市にもテレワークができる施設が開設されるということでした。そして、平成29年6月2日、ついに「あなんテレワーク推進センター」がオープンしました。その後、センターでは「パソコン・インターネットの基礎」「インターネットでお仕事探し」「怖くないよ!初めてのfacebook」などなど魅力的なイベントが行われ、何度か参加してみました。そして、参加するにつれ少しずつ私もテレワーカーになって活躍してみたい。という気持ちが大きくなってきたのです。

イベントの様子

いよいよ、「阿南ICTママ養成講座」の募集が始まりました。しかし、いざ申し込みとなるととても不安な気持ちが私を襲ってきました。仕事を辞めて約15年とブランクが長いことや家事・育児との両立ができるのかと心配になり、なかなか決心がつきませんでした。でも、テレワークは時間と場所を自由に選ぶことができるから家庭を中心に仕事時間を決めていけるし、自分のできる範囲で仕事ができる。ということを知り「挑戦してみよう!それに阿南市に施設ができるなんて、これはチャンスだ!」と思うようになり、迷う気持ちは薄れていきました。

そして、10回に及ぶ養成講座が始まりました。パソコンは好きな私でしたが普段趣味で利用する程度で携帯電話は未だにガラケーで講座についていくのは大変でした。特に、HTML、CSS、CMS、など目にしたことはあっても意味はよく分からない用語の説明など。パソコン操作の基礎の基礎しか分からなかった私は、該当のパソコン画面を表示することさえ追いつかないこともありました。次にソースコードを見てみる。「すごい。こんなに沢山のタグでウェブページはできているのか。」と少し感動する。更に、実際タグの入力をしてみる。表示結果を見る。「上手くできた。面白い。タグの入力は楽しい。」と思いました。その後、画像の表示やリンクの設定、表の作成など難しかったですが、上手く表示されるととても嬉しくて感動の連続でした。そして、講座で一番の難所はCMSを使った演習でした。私は、周りの皆さんについていけない時がありとても焦りました。その度に周りの方やコーディネーターさんにお聞きしご迷惑をおかけしたことと思います。でも皆さん、いつも親切に丁寧に教えて下さり焦る気持ちはだんだん和らいでいきました。このように、皆さんに助けて頂きながら、又、家に帰って復習しながら、何とか講座を続けていくことができました。しかし、まだ理解できていない所もあり、頭が破裂しそうで大変でした。でも、パソコンに触れ学んでいくことや仲間と一緒に学習することの楽しさを知り、とても有意義な時間を過ごすことができました。

養成講座の様子

実際に仕事をしてみて、主に自宅での作業になるので、時間の管理が難しいということがあります。まとまった時間が取れない時は家事や育児の隙間時間を使うなど時間を有効に使えるように心掛けたり、時間を区切って進めること等が大事だと感じました。仕事を進めていく中で、養成講座で理解しきれていなかったことが徐々に理解できるようにもなっていきました。

最初、私は養成講座を受けるかどうかとても迷いました。でも、受けてみて本当に良かったです。いろいろなことを学べたことはもちろんICTママに関わる多くの方達に出会うことができ、とても嬉しく思います。これからの私の人生になくてはならないものになったのではないかと思います。又、報酬を頂いた時は、長い間忘れていた「社会で働く」という姿が甦ってきたようで、とても嬉しく幸せな気持ちになりました。こういう機会をどんどん増やしていきたいと思います。そして“テレワークを使った自分らしい働き方”をモットーにこれからもスキルアップしながら責任をもって活躍していきたいと思います。