阿南ICTママ2期生体験談#05

なぜテレワーカーに

いつか巣立つ子供と、一緒にいられる時間は限られたものです。その日まで悔いのないよう、できるだけ長く一緒に過ごしたい。でもお金も欲しい。巣立った後に、就職できる程度のキャリアや実績も欲しい。もう少し言えば、車の運転もしたくないし、空調も自分好みにしたい…という、なんともわがままな私の願いを叶えてくれるのではないかと思って気になっていたのが、テレワークという働き方です。
2014年の新聞に、徳島市でICTママ育成講座が始まるという記事を読んだのをきっかけに、「私もいつかテレワーカーになるぞ」という目標のようなものを持ち始めていました。

養成講座2日目、自分の生き方、働き方について考える

ICTママ養成講座について

昔からオークションサイトを利用していたのですが、その時に、自分の出品ページをカスタマイズできるものとして、HTMLという存在を知りました。そのHTMLを一から学べるとあり、嬉しくてワクワクしました。
いざ講座が始まると、講師の説明の丁寧さにびっくりしました。一人では理解できないようなことも、優しくかみ砕いて説明してくれるので、ス~っと頭に入ってきます。そして、何より講師の方の声が(顔も)かわいい!若い頃の鈴木保奈美に教えてもらっているような気になり、夢のような時間を過ごしました(東京ラブストーリー世代です)。
そんな楽しい講座も中盤にさしかかった頃、保奈美先生の言葉が、突然外国語に聞こえてきたことがありました。リストのネスト?ティーボディー?一気にチンプンカンプンです。中盤でこれではこの先大変と思い、一番簡単そうなHTMLの本を購入し、次回の講座に臨みました。しかし、これまた保奈美先生が、演習問題をたくさん用意して手取り足取り教えてくれたおかげで、この本は不要なものとなりました。
後で聞くと、この時の講座内容が山場だったようです。受講したみんなで、山場を乗り越えた時の達成感は、なんとも言えない嬉しさがありました。

実際に仕事をしてみて

「わたし、失敗しないんで」とまでは言わないけれど、ケアレスミス等少ない方だという自負があった私。いざ仕事が始まると、出るわ出るわのケアレスミス。若い頃であれば絶対にしなかったであろうスペルミスや読み飛ばし等あり、手直しの連続でした。そんな不出来な自分と、テレワークコーディネーターの方の手を煩わせてしまったことに、本当に落ち込みました。でも、その最初のつまずきがあったおかげで、今では一文字一文字確認し、丁寧に仕事をする癖がつき良かったと思っています。私のミスに対しても、テレワークコーディネーターの方はとても優しく対応してくれました。他人のミスに寛大になれなかった昔の自分に、一言言ってやりたい!
また、自宅なので人目を気にせず、声を出しながら確認できるのも、テレワークならではの強みだと思います。

報酬について

テレワーカーになるまで、「実際のところ、儲かるの?具体的にどれぐらい?」とずっと思っていました。勇気を出して質問しても、「それは仕事内容や仕事量によります」との、なんとも曖昧でふわっとした回答。ひょっとして、登録料や研修費用を請求する在宅ワーク詐欺会社のような怪しげな組織ではないのか。いや、でもNPO法人だから非営利のはず…という、今だから言える、黒く渦巻いた感情を抱きながら始めた仕事ですが、非常にクリーンでした(当たり前ですが…)。
紙資料の電子化や、ホームページのデータ移行作業の業務を担いましたが、自分にとっては「こんなに楽しい作業でこんなにもらえるなんて、ウハウハ。一生この仕事が続けばいいのに。」と思えるものから、「作業工程が多くて大変だな。」と思うものまでさまざまでした。本当に報酬は仕事内容や仕事量によります。
ちなみに、私の目標額は世間でよく言われている内職代を超えることでしたが、今のところ、達成できているように思います。次は前職のパート代ぐらいまで稼ぎたいと思っているのですが、これも手の届くところまできています。
そして、その報酬を貯めて子供がまとまったお金を必要とした時に、通帳と判子を渡しながら、「暗証番号はあなたの誕生日よ」という、ドラマでよくあるシーンをしたいと思っています。お、お、お母さん…と子供に感動してもらえる日のことを夢見て、いつもニヤニヤしながら報酬を受け取っています。

最後に

ずっと心に残っているのは「ええ話聞いた、だけで終わらんといて」というある人の言葉です。あなんテレワーク推進センターでは、さまざまなイベントや講座が開催されています。すごく為になり、毎回感動するのですが、家に帰ると家事や育児の日常業務に追われ、ついつい忘れてしまう人も少なくないと思います。これを次にどうつなぎ、どう活かしていくかは自分次第です。この心がけや行動で、未来は大きく変わります。
最初の一歩は少し勇気がいりますが、その勇気を今出してみませんか?

2期生養成講座板書を見る受講生達