阿南ICTママ3期生体験談#05

主婦が「働く」ことを考えた時、家族に合わせることが第一条件になってしまい、ハローワーク等で仕事を探していても、何かしらの制約があります。「この仕事やってみたいな」と思っても、子どもが病気や学校行事がある時、休みがもらえるかが気になり、結局あきらめてしまうことがありました。

ベビーカーを押す女性

以前、フルタイムで働いていました。その頃は母も健在で、何かあった時は子どもを見てもらえました。3人目の出産とともに仕事を辞め、少し手が離れ保育所に預けられたら仕事をしようと思った矢先、母が病気になり、主人は仕事が忙しいためフルタイム労働は難しくなりました。何かあった時、短時間なら見るよと父が言ってくれたので探したのですが、「土日祝休み、短時間、休みがとりやすい」という好条件の仕事はほとんどありません。それでも、何とか見つけて働いていたのですが、任用期間が決まっているものばかりでずっと続けられる仕事ではありませんでした。主婦に戻り「また一から仕事探しか~」という日々を送っていました。専業主婦も暇ではなくすることはたくさんあります。それなのに周りからは「仕事どうするの?」と聞かれて、働かなければいけないのかというプレッシャーを感じていました。自分のために使えるお金も時間もなく、自分のための投資(資格を取る等)は考えられませんでした。

そんな時、テレワーカー養成講座の説明会があることを知りました。知人からテレワークの仕事はあんまりないよと聞いていたので、すごく迷いました。でも、養成講座を受けるか受けないかは別として、とりあえず話を聞いてみようと申し込みの電話をしました。それに、テレワークという言葉は聞いたことはあったものの、実際どんな仕事があるのか知りませんでした。もともと、パソコンで何かをすることは好きで、これまで仕事でワードやエクセルを使って簡単な作業はできていました。在宅で空いた時間にパソコンで仕事ができるのって今の私にとって理想的だと思いました。しかし、未だにガラケーを使い、タブレット・パソコンでは検索のみしかでできず、ネット社会から取り残されている感じがしていました。今のネット社会についていきたい、何かしたい、さらに欲を言えば自分も変わりたい、といろんな思いから受講を希望しました。

講座は、楽しいものから、チンプンカンプンのもの、謎のパソコン用語に悩まされ、苦手なものもありました。しかし、コーディネーターさんが丁寧に教えてくれるので、わからなかったことも理解し、達成感を味わうことができました。この歳で勉強なんてと考えていましたが、あらためて学ぶことの楽しさを実感しました。10回の講座を終えられ、やりきったという自信につながりました。また、講座の1つ「ワークショップ」は自分自身を見つめなおす良いきっかけになりました。私は、人見知りしてしまうし、人前で話すことが苦手です。学生の頃はそんなに苦手意識はなかったのにと思っていました。それは、自信がなくて何もできない自分と、周りで働いてキラキラしている人を比べてしまい、ダメなところばかり見ていました。子どもには「他人と比べてもしかたない。自分は自分。」と言いつつ、自分がそうしていることに気づくことがでできました。自分のことを考える余裕がない毎日だったなとも思いました。講座の最終日にコーディネーターさんから、「これで終わりではありません。これが始まりです。」「何もしなければ、仕事はありません。」と聞いた時は不安になりましたが、自信はないけどとりあえずやってみようと思えるようになっていました。

今では、あなんテレワーク推進センターで開催されるイベントがあると、何でもやってみたい欲張りな私は、できる限り参加しています。興味があることないことに関わらず、何かやってみることに新たな発見があったり、気づくことがあったりして、毎回楽しいです。何より、それまでは特定の人としか会うことのない毎日でしたが、新しい所に行くことで外とのつながりができたように思います。

キッズスペース

講座終了後すぐに、テレワーカーとしての初めての仕事に取り組め、報酬をもらった時はすごくうれしかったです。正直、自宅での仕事は、子どもがいると「おなかすいた」「(宿題が)わからん~」と邪魔されることがあります。誰もいない時間に作業しようと思っていても、慣れてないせいか時間もかかり、子どもが帰ってきてしまうこともあります。この原稿を書いている今も、おしゃべり好きな娘は「今日、学校でな・・・」と話しかけてきます。作業時間もかかるし、ミスも多くて迷惑をかけてしまうこともあり、テレワーカーとしてはまだまだです。しかし、始めたばかりです。なんでも初めからうまくいくことなんてない、今は自分のスキルアップのための貴重な時間だと考えています。今後、クラウドソーシングサイトや、企業等が募集している仕事にもチャレンジできるよう頑張りたいです。